[記事訳]‘悪魔の編集’なくそうとしたが…<プデュ101>シーズン2、論争を楽しむか? ‘人間’より‘商品’、依然惜しまれる練習生の血・汗・涙

いよいよ6月16日の最終回を残すのみとなったプロデュース101シーズン2。シーズン1以上の盛り上がりに、韓国の媒体でもさまざまな記事が出ていますが、その中の一つを訳しました。6月9日の第11回、35人→22人の順位発表式が放送された翌日にアップされた記事で、制作側のいわゆる‘悪魔の編集’について取り上げたものです。

原文はこちら→ http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002332940&PAGE_CD=PSTAR&CMPT_CD=S5002

 

 

2017/06/10  by ウ・ドンギュン

「健全なアダルトビデオを作ってあげたかった」

<プロデュース101>(以下<プデュ>)を企画したハン・ドンチョルプロデューサー(PD)が雑誌<HIGH CUT>とのインタビューで言った言葉だ。この発言は即座に論争になり、世間のうわさになったが、この言葉は<プデュ>の正体性を代弁する下心のある発言だといえる。

101人の少女たちがあたかも人形のように立っている。その中から誰を選び、誰を落とすかは完全に視聴者たちにかかっている。その101人の少女たちは、選ばれるためにどんなことでもしなければならない。そんな切迫した少女たちの生死与奪権を自分が握っているという‘錯覚’は中毒的な面白さを提供する。

しかし実際に彼女たちの生死のほどを牛耳ることができるのは制作陣だ。101人の少女たちは最初から公正に分量を配分されて始めることはできない。実力と評価結果により分量が分けられるのでもない。明確な基準と条件がないため、プロデューサーの選択(pick)を受けたという意味の‘PDピック’という言葉が登場したりもした。

<プデュ>シーズン2はこんな論争を意識したかのごとく、最初から新しく企画を任されたアン・ジュニョンプロデューサーが「悪魔の編集はなくすだろう。私の名前をかけて約束する」と明らかにして始まった。しかし本当に101人の少年たちはシーズン1の時よりも安心してプログラムに参加することができるだろうか。

 

シーズン1よりも多変的なシーズン2、女性ファン達の計り知れない票心

シーズン2はシーズン1よりはるかに多変的な変動を見せている。投票を最も多く獲得した人がセンターになるルールのため、競争が熾烈になるのは当然だが、シーズン1ではチョン・ソミとキム・セジョンが最初から最後まで先頭争いを繰り広げた。多少の変動はあったが、驚くような意外性のある結果を見出すのは難しい。しかしこれとは違い、シーズン2の1位はまったく予測ができないほど多様に変化する。

それは女性たちの投票方式が男性のそれとは違うからのように見える。男性たちの全幅的支持を受けていたチャン・ムンボクは10回を終えて脱落した。チャン・ムンボクへの投票は事実上‘アイドル’を選ぶためというよりは‘おもしろさ’の要素だった。チャン・ムンボクがアイドルとしての魅力をアピールできないとなると、結局票心は背を向けた。絶対多数の視聴者である女性ファンの心をとらえることができなかったためと解くことができる。

男性版が成功できるかという憂慮とは違い、むしろ女性ファン達の心理を刺激することは決定的な一つの方向だった。女性たちは投票により積極的で向こう見ずだ。シーズン1では見られなかった‘地下鉄駅電光板広告’が隅々まで登場したことだけ見ても、女性ファン達のファン心がどれほど組織的で実質的な形態で現れるかを知ることができる。シーズン1では男性ファンたちが女性アイドルを見て楽しむことだけに終わったが、シーズン2では自分が求めるアイドルを当選させるための戦略がより露骨な状態で表現される。

初盤、11人を選択できる投票ルールだった時、女性たちの選択は‘最も気に入った11人’ではなかった。自分の‘オッパ(年が自分より若くてもオッパだ)’を当選させることのできる戦略投票にのっとって投票がなされた。例を挙げると、気にいった2~3名を選択した後、実質的に当選する可能性がない人たちに票をまとめて入れたり、あるいは自分の‘オッパ’より順位が低い人たちに重点的に投票するわけだ。万一、このような戦略投票のために自分が推すオッパより他の人たちがより高い順位を記録したら、その人物は次のピックから当然除外される。順位が板飛び(訳注;韓国の民族遊び。シーソーのように板の両側で跳ねる遊び)のように変化する理由だ。

2人を選ぶ2 ピックに状況は変わったが、順位は依然として五里霧中だ。最後の希望を残しているこの時点では、順位投票方式は一人1ピックに変わったが大統領選挙のように一人が一票だけ行使できるよう厳格に規定されてはいない。熱烈なファンたちは、必要であれば家族や友達の名義を借りてでも、私たちの‘オッパ’に投票していくだろう。20名の少年たちが残っているが、誰も完全に安心することも、また希望を完全に捨てることもできない。どんなファン心がどれだけ火力を持つかが最後の結果を決めるだろう。

 

現役アイドルを超える人気を利用した‘悪魔の編集’

ここまでくると現役アイドルに比べても遜色ないほどのファン心だ。視聴率はすでにシーズン1と同じくらいかそれ以上だ。‘ジッケム(現場で直接撮ったステージ映像)’映像の再生数は100万ビューを軽く超えているなど話題性は当然さらに高い。

しかしこのような女性ファンたちの心を弄ぶのはプログラムの編集方式だ。ファンたちが増えるほど、このような編集にファン達がさらに敏感に反応することもあるが、プロデューサーはそんなポイントを何よりもよく分かっている。

例を挙げると、9回の最後の場面がそれだ。9回の最後で、プロデューサーは順位をすべて公開せず、12位だけ公開した。この時12位に選定された練習生はファン・ミニョン。12位を見せることで興味心を刺激しようという意図だとするにはあまりに不自然だ。むしろファン・ミニョンが危機だから投票しろという暗示がされたような感じがより強い。このようなタイプの編集は、論争を楽しむために作られた部分ではないとするのはもはや難しい。

オーディション番組の場合、視聴者たちは自分も知らないうちに評価する目で参加者たちを眺めるようになる。そのため小さな非好感要素も致命傷になりうる。101人の練習生たちを集めて、彼らのデビューチャンスを思うままにできる形式の番組ではさらにだ。彼らはすでに‘売られなければならない’一つの商品だ。実力やステージも重要だが、それよりもさらに重要なのがルックス、話術、魅力アピール等、彼らが持っている固有の個性だ。それら自体が特別であればあるほど獲得できる票は増えていく。他のオーディション番組では見るのが難しいが、‘顔だけ見て選んだ’といった投票もここでは可能だ。実際に上位圏の多数が個人評価ではAクラスになれなかった練習生だ。Fクラスも時々目につく。重要なことは実力自体ではなく、どれだけ自分をアピールできるかということだ。

このような状況で少しでもより多くの分量に欲が出るのは当然だ。誰でも注目を浴びたい、目に留まりたいという要求がある。アイドルになるために準備をしている練習生であれば言うまでもない。しかしセンターになりたいという当然の欲求を‘欲ばり’のように描写したり、反対に自分がまかされうるパートを譲歩する練習生たちを‘菩薩’のように描写すること、どちらも悪魔の編集には違いない。言葉一つ間違っても瞬時に憎まれ役の烙印を押されうることは放送という領域ゆえではあるが、なんてことのない葛藤も重い背景音をかけて深刻に描写し、当然な欲求もあたかもその人自体の人格の問題のように追いやることは決して理想的ではない。

 

依然存在する‘PDピック’、‘人’ではなく‘商品’に焦点

さらに理想的でないことは、カメラに捉えられる機会を公平に配分されない数多くの練習生たちだ。ステージよりさらに重要な練習過程でもそうだが、ステージ自体でもすでに自身をアピールする気概を見せる機会すらなかった練習生たちが多いだろう。‘人気’がすべてのことを左右する場で、自分をアピールする機会すら与えられない状況では、言葉通り落ちた練習生たちは‘脇役’に転落してしまった。

しかし、そのような刺激的な要素はむしろファン達をより興奮させる。自分が支持する参加者の分量で言い争い、悪魔の編集についての指摘が続くことも番組にはマイナスではない。

「生かしてください」と叫ぶある練習生の言葉のように、彼らは完全に選挙を待たなければならない立場だ。<プデュ>は誰かには切実な夢であるかもしれない。しかし<プデュ>の中で練習生たちの夢や価値観は重要に扱われていない。ただ、彼らの情熱を商品として利用しようとする視線が存在するだけだ。そんな視線でも受け入れることができるのはありがたがらなければならないことなのだろうか。今一度、<プデュ>の成功の中でも胸の片隅がほろ苦くなる。

 

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韓国ではオーディションやサバイバル番組が人気なので、「悪魔の編集」については、プデュのみならず他の番組でも言われていることなのですが、番組の人気が白熱していることもあり、議論もますます熱くなっている感があります。でもこれについては編集する以上どうやっても限界あるし、平板にやったらつまらないものにもなると思うので、もうある程度受け入れて、分かっていて見るというかそこを楽しむしかないのかなと思います。(プロレス的な…)

で、この訳の中にもあるとおり、今回のシーズン2は順位変動が結構激しくて、変動というよりは結果を見ての(ファン達の票の)反動という感じもあり、最終回の最後まで誰が11人に入るか本当に分からない感じがします。ですが、現在20人が残っていますが、実は上位20人の顔ぶれは4週目の第一回順位発表式(98→60)からほとんど変わっていません。

4週目の第一回順位発表式(98→60)  http://onair.mnet.com/produce101/sub/rank?column=result4  落→チャン・ムンボク(14位)、イ・ウィウン(17位)、イ・ウジン(18位)、入→ハ・ソンウン(21位)、パク・ウジン(24位)、イム・ヨンミン(27位)

7週目の第二回順位発表式(58 →35)  http://onair.mnet.com/produce101/sub/rank?column=result6  落→キム・ヨングク(18位) 入→ハ・ソンウン(25位)

実は鉄板というか、残るべき人が残っているというか、制作と事務所の利害関係?とか出来レース?という声もなきにしもありですが、それでも中の順位変動に目をくらまされたり、論争もありながら結局釘付けで見てしまうのは、この記事にもあるようにやっぱり編集と演出のツボ分かってるんだろうな、という感じがします。今回はファン(オタク)もかなり熱いので、事前のスポイラー情報も流出したり、制作とファンの騙し合いのような展開もありましたが、(私は追ってないですが)流れてきたスポイラー情報も結局当たってるのあんまりなかったり笑、どうとでもできるのは結局制作なんですよね…。最後は生放送なのでスポイラーもない(だろう)し、本当に票がどうなるか分からないし、出来レースなのかリアルなのかすらも知る由もないので、最後の課題曲の出来をひたすら楽しみにしたいと思います。

個人的には今回のプデュでは課題曲の出来がいいのが楽しくて、誰がデビューしてもこのクオリティで行ってくれるのが願いです。今更感ありますが、前回の記事で貼ってないコンセプト評価曲貼っておきます。

「Never」メンバー7人全員20人に残っています。

「Oh little girl」5人が残っています。

「Show Time」3人が残っています。

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