[記事訳]ムン・ジェイン大統領当選、新しい政府の大衆音楽政策はどうなる?

先日、韓国大統領に就任したムン・ジェインが選挙運動中にSMのCOEXアーティウムを訪れ、キム・ヨンミンSM社長や作詞家キム・イナ、SUPER JUNIORイトゥクらと、音楽政策に関する意見を交わしたという記事を訳しました。このトピックも絡め、今後の音楽政策に関する展望が述べられています。

原文はこちら→http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002324277&PAGE_CD=PSTAR&CMPT_CD=S5002

 

2017/05/10 by キム・サンファ

 

9日、施行された第19代大統領選挙で、ムン・ジェイン共に民主党候補が予想通り当選し、ただちに大統領職に就任することになった。

過去に執り行われた大統領選とは異なり、補欠選挙として行われたため、引き継ぎ委員会の設置なくただちに業務を遂行しなければならない。解決が急がれる国民の生活問題から、政治、外交、社会的課題など山積した懸案がムン・ジェイン政府に大きな宿題となる見込みだ。

 

早急な長官人選により主務部署空白を埋めて

さまざまな問題に対して危急な事案ではないが‘大衆文化’関連政策もやはり、新しい政府を通じて期待、および改革を期待する声や視線は少なくない。

以前、パク・クネ政権当時、いわゆる‘文化界ブラックリスト’作成に巻き込まれ、キム・ジョンドク、チョ・ユンソンなど文化体育観光部長官2人が拘束され、次官および関係者たちもやはり同様の状況におかれ、現在各種文化政策は事実上‘オールストップ’になったといっても過言ではない状態だ。

既に大統領が新しく選出されているだけに、一日も早く韓国の文化、芸術政策を統括する首長または人選をすませ、現在の行政空白状態を終わらせて、国民及び文化、体育、芸術人たちを保護できることを期待している。

 

大衆音楽政策、新政府では多く改善されるか

去る4日、大統領選候補として、国内最大の大衆音楽芸能事務所であるSMエンタテインメントが運営する複合文化空間SMアーティウムを訪問したムン・ジェイン大統領は、俳優および歌手のキム・ミンジョン、SUPER JUNIORのイトゥク、作詞家キム・イナ、SMエンタテインメントキム・ヨンミン代表理事らに会い、現在の大衆音楽界の現況および改善策について多様な意見を交わした。

この場で参席者たちが共通して、大衆文化に対する政府レベルの多様な政策支援及び制度補完等について改善を要請した。具体的には海外進出に対する支援から、中小零細事務所たちを支えることのできる法的・制度的法案など各様各色の意見が続いた。特に作詞家キム・イナ氏はいわゆる‘情熱払い(訳注:雇用主から相当の賃金を受け取る代わりに、自分の情熱だけを搾取されること)’と表現される労働力搾取環境において、苦しい状況が続いている創作者たちの声に耳を傾けてほしいと念入りに頼んだ。

これにムン・ジェイン当時大統領候補はやはり「情熱払いではなく、きちんと努力したことに対して対価を受けられるようにしたい」と述べ、新しい政府でよく反映するよう努力すると約束までした。一度で満足することはできないが、大衆音楽を愛好する人間の中の一人として、一旦ムン大統領のこのような約束がきっと守られることを期待したい。

 

少数ではない多数のための、現実性ある政策準備が至急

他の分野も同様だが、現在の大衆音楽分野もやはり膿んで潰れた事項が一つや二つではない。創作者に対する不合理な水準の著作権配分問題から、パワハラ的な業界の労働力搾取などなど。

そういった点から2017年は少数の人だけが恩恵を受ける、そういった政策ではなく、文化芸術職に従事する人であれば誰にでも助けになり、困難なく創作に取り組むことができるそんな環境助成のため、最初のシャベルをすくう元年にならなければならないだろう。

また音楽だけでなく、多様な大衆文化を領有すべき国民が負担なく楽しめる環境も合わせて整え、文化創作および生産者VS 大衆間におかれた見えない壁も、やはり崩される始発点になることを祈願している。

一方で主務部署もやはり積極的に現場の声に耳を傾ける努力、あるいは共に耳を傾けなくてはならないだろう。ブラックリストのような馬鹿げた文化弾圧政策に代わる、本当に国民および創作者のための政策に力を注ぐ政府に変わらなければならないのは当然なことでもある。

 

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日本や中国を始めとしたK‐POPの海外人気も行政の支援があって、とはよく言われていることで、それがいいかどうかは別として、K-POPの一側面として捉えられることだとは思います。日本での韓流の浮き沈みも、最近の中国での韓流ブロックも、表立ったところでは政治との絡みが大きいですし…。(一愛好家のレベルとしては関係ないと思ってますが。)

また、作詞家キム・イナの言う創作者の搾取問題ですが、この記事の筆者のキム・サンファ氏はこのことについても記事を書いています(韓国語:単価‘足払い’音楽業界、創作者の涙は誰が拭くのか)。前に訳したこちらの記事([記事訳]GDはトップライナー、ユンサンはOnePiece…一体どういうこと? ビヨンセの1曲に13人が? 私たちが知らなかった作曲の世界)も同氏によるものですが、キム・イナや以前訳したプロデュースチームなどのインタビューからも、こういった状況がうかがえます。共作も増え、出す曲も増え…となると、過酷な状況であることは間違いないのかな、と思います。

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