[Idology訳]アイドルディープリスニング:君がブレイクする前に

アイドルがブレイクする前の、いわゆる試行錯誤の「黒歴史」についての記事を訳しました。Idologyに掲載されている 「アイドルディープリスニング」シリーズの記事で、文末に掲載曲のプレイリストもついています。

 

原文はこちら→ 아이돌 딥리스닝 : 네가 대세가 되기 전에 http://idology.kr/8771

 

 

2017/05/04  by キム・ユナ

 

一年でも数十グループずつ、声も噂もなく現れては消える、血も涙もないアイドルの国でブレイクし、頂に上がること。それは単に抜きん出た実力と準備された姿勢だけで実現可能なことではない。止まることのない不断の努力と、時には大きな運もなくてはという、果てしなく遠い夢とたぐいまれな奇跡のようなことだ。

ここにその夢と奇跡をついに実現させ、‘ブレイクの味’ をしめてきたアイドル達もいる。そしてこれらのまた違った共通点、‘黒歴史’もやはり一緒だ。ブレイクし、王座に上がる前、何回もの挑戦と失敗を反復した彼らの過去の最も深いところに場所を占めている、決して消すことのできない記憶。MissAやSHINee,SISTAR等、デビュー時点から明確なビジョンとグループカラーを持って大衆にアピールしたアイドルもいるが、このような事例は例外中の例外だ。大部分のアイドルグループはファンダムを広げ、認知度を高めた後にようやくブレイクするまでに短くて数か月、長くて3、4年にわたる、息を殺すような時間を必要とする。

その長い長いトンネルのなか、‘ブレイク’直前の時間は、だからもっとも興味深い。自分たちだけの固有の世界を完成し、活動している彼らの始まりをしばし垣間見せてくれるとともに、今からは想像もつかない無謀きわまりない、驚くようなコンセプトまでくまなく見ることのできる衝撃と恐怖の時間だからだ。

そのなかで最もよくあるパターンは、今私たちが記憶しているイメージとは全く違った姿を見せてくれるケースだ。完全な変身でブレイクの序列に上がった大部分のグループがこのカテゴリーに属する。青春の橋を渡る前、しばし校庭のなかにこもっていた防弾少年団(‘Boy In Luv’)や、‘Shock’を起点に致命的であり、哀愁溢れる世界観を披露する前のBEAST(‘Bad Girl’)、清純ドル路線に乗る前‘ポンチャック風’の幼いレトロ風なリズムに合わせて踊っていたApinkの‘HUSH’などが代表的だ。‘ウルロン’が爆発する前のSMP(SM Performance)の嫡長子ラインの上に立っていたEXOの‘Wolf’や、‘On and On’でコンセプトドルのネームタグをつける前にステージの上で驚くほど自由に飛び回っていたVIXXに会える‘Rock Ur Body’もやはりこのカテゴリーに分類することができる。

意外にもシーンに一線を画したカリスマアイドルのみずみずしい一時期や、数多い原石のなかで「材木になる木は若葉の時から分かる」ような歌も存在する。前者を代表するのは誰もが見過ごすことのできない‘ワン&オンリー’の座で、個性があり完成度の高いアルバムとステージを演出している少女時代、2NE1、BIGBANGだ。すでに多くのアイドルの後輩たちの鑑であり、目標となった彼らのそれぞれ‘Baby Baby’、‘Lollipop’、‘Dirty Cash’など、アイドル代表サンプルのような歌を歌っていた頃のことは言うまでもない。発表当時大きな存在感を誇ることはできなかったが、耳と目がきくファン達のレーダーにかかり、輝かしい未来を予感させた後者を代表する歌たちも記憶しておく価値はある。勇敢な兄弟に出会う前、忠実な年下の男のありのままの姿を描いたTEEN TOPの‘No more perfume on you’、グループ特有の力強く晴れやかなエナジーに溢れたinfiniteの‘Nothing Over’はもちろん、まだ爆発しないふつふつと熱いすがすがしさがあらわな‘Don’t forget me(Girl’s Day)’、‘Rock U(KARA)’のような曲が浮かぶ。ひとかけら足りないが、心をときめかせる愛らしいアイドル達の歌を集めて聴くだけでも、胸のどこかが痺れさせられる。

 

 

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個人的にVIXXの‘Rock Ur Body’に思い入れがあるので訳しました。とりあえず、プレイリストの全曲を聴いてみると、時代も相まって黒い歴史はより黒くなるんだな、と思ったりしました。K-POPって、EXO 以前と以後で価値観が変わったともいいますが、EXO以前は特に黒さが増しますね。懐メロ的にも楽しめました。

ただ、ここ数年はアイドルのサイクルもさらに短くなっていて、おちおち黒歴史も作っていられないというか、デビュー前から話題を集めておいて、デビュー時点でがちっと固まってそのままブレイクみたいなパターンが多くなっているとも感じます。SEVENTEENとか、TWICEとか宇宙少女とか…。そういうパターンが強くなってくると、試行錯誤をしている猶予もないのかもしれません。黒歴史アイドルも出てくると面白いなとは思いますが。

あとは逆黒歴史というか、これはSMが顕著だと思うのですが、独自にしようとして先を行きすぎてしまうという…NCTの7th SenseとかRed Velvetもそんな感じがあります。まあ、SMはSMというだけで普通の新人に比べたらブレイクの域なわけですが…。NCTもRed Velvetもその後の大衆への歩み寄りの試行錯誤も感じられ、今後どうなっていくのかなと思います。結局SM絞めになってしまい恐縮ですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

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