[Idology訳]あらゆる時流に逆らって、K.A.R.D

Idologyに掲載されたK.A.R.Dについての“緊急対談”を訳しました。自分の周りでも密に話題だったり、Twitter見ていても、なかなか関心が高いような印象で…。特に海外で話題ということで他の媒体でもK.A.R.Dに関する記事を見かけたのですが、内容とボリューム、その異色さに憶測が憶測を呼んでいる前のめり感の面白さはさすがIdology、という感じです。

原文はこちら 모든 시류를 거슬러서, 카드(K.A.R.D) http://idology.kr/8518

 

by Editor on 2017/02/22

昨年12月デビューした4人組男女混成グループK.A.R.D。まだデジタルシングル2枚を発売しただけの彼らに注がれる(一角の)関心はよく言う「アイドル名門」DSPメディアからデビューしたという点だけで説明するには不足しているようだ。様々な種類の強い好奇心を刺激するK.A.R.Dについて、Idology執筆陣ドルドルマリンとヘムチャが語り合ってみた。K.A.R.Dがひときわ異例的な理由は何なのか、そして彼らの札が描き出す未来は何なのか。 ‐エディター

 

ヘムチャ:K.A.R.Dの勢いが尋常ではない。デビューシングル“Oh NaNa”の照会数は合計800万ビューを超え、2枚目のシングル“Don’t Recall”は一日もたたずに照会数100万ビューを超えているし、youtube公式アカウントはフォロワーが40万人を超えた。

ドルドルマリン:そうだ。そのうえ音楽番組に出たこともないのに不思議なほどだ。どうしてなのか?5日間経った2月21日にはもう500万ビューを突破したとか。国内より海外のK-POPファンたちが熱狂的に反応しているそうだ。itunesメインチャートにまで上がったというから、これはどうしたことかと思う。

ヘムチャ:なので取り急ぎK.A.R.Dについて話をしてみたい。Idology内でも私たち二人が最も熱い反応を見せていることもあり。各自それなりにDSPメディア(以下 DSP)という事務所に絡む事情もあったりもし…。どこから話せばいいだろうか。

 

ハンバーガーを食べに行くような

ドルドルマリン:メンバー構成について、まず話してみよう。女2、男2の男女4人組という構成からして興味深い。ティザーが出た時だけでも「混成グループなんて、DSPがまた的外れなことをするなあ」と思ったが、いざカードを切ってみるとすごく魅力的な組み合わせが出てきた。

ヘムチャ:どんな面で?同感しながらも、ドルドルマリンさんの具体的な意見が気になる。

ドルドルマリン:混成グループがK-POPシーンから消えた理由はいったん消費者たちが、特にグループを支える忠誠度の高いファンダムがヘテロセクュアル的な相乗効果を特に求めていなかったからではないかと思う。単性グループの場合、企画する立場からも歌の話者やコンセプトの統一性など、あたかも一人のように描いて、特定ジェンダーを消費者にターゲティングするのにいいし。はたしてK.A.R.Dはこの典型を破り、K-POPシーンに久しぶりに男女の組み合わせをお目見えさせた。まず、男性メンバーたちと女性メンバーたちの間の肉体的な差からくるギャップが絶妙な効果を作り出していると思う。典型的在外韓国人スタイルで背が高いイケメンのBMと伝統的なDSP的ハンサムのJ.Sephが、相対的に小さくか細く見えるソミン、ジウと一緒に立っている絵から絶妙にセクシュアルな構図を作りだしている。けれども、実際のステージではメンバーたちはビジネス(…)としての距離感を維持して、セクシーながらもこれがパフォーマンス以上の何かであるという感じをもたらさない。

ヘムチャ:単純に女/男メンバーの対比構図だけではなく、ボーカルメンバー同士の音色の差異も際立っていて、ラッパーメンバーたちの声もそれぞれ確然と違うので、歌を初めて聴いた人も一度でパートを区分できるほど明瞭だ。“Oh NaNa”のミュージックビデオでの女性メンバーたちの衣装も他のガールグループが着たらかなり強く迫ってくるスタイルだが、K.A.R.Dの中にいると衣装もパフォーマンスも負担な感じがなく、やけに似合っている。混成グループだということだけでも、トーンをこのように違えていけるんだなと思う。

ドルドルマリン:メンバー間の相乗効果だけ見ると、まるでK-POPダンスサークルメンバーみたいでは?実力はプロらしいけど、適当な距離感からくる男女間のテンションバランスや意気投合する感じが。ステージが終わったら、ハイタッチしてハンバーガーを食べに行くサークルの仲間たちのような感じがある。特にソミンはPURETTY、Baby KARA、APRILまで、ユン・チェギョンに劣らない「プロデビュラー」の道を経由して、遂に自分にぴったりあった服を探して着たかのような、それまで見せなかった魅力を100%発散中だ。どんなによかったことか。

ヘムチャ:女性メンバーはボーカル、男性メンバーはラッパーと明確に役割区分されている構図もまた最初は意外だった。DSPが混成グループを作ったというので、内心日本のAAAのようなグループを作るのかと思った。ところがスタイルもジャンルも完全に違って。ひとまずここまでは混成グループとして、成功した出発をしていることだけでも不思議なほどだ。しばらく混成グループは本当に種が枯れたようになかった。8Eightのようなボーカルグループは時々いたが。

 

混成アイドルとバランス

ドルドルマリン:90年代だけでも、Roo’ra、Cool、UP、Koyoteのような混成グループがかなりあったが、2世代アイドルブームからはMBKエンタテインメントの男女共学の失敗前後からさっぱり見なくなった。Sunny Hillのようなグループはいたが、男性メンバーはプロデュースに集中したためステージ上ではほとんど見るのが難しかった。DSPのようなアイドル専門事務所ではさらにそうだ。代わりにプロジェクト的なユニット活動が時々あった。チャン・ヒョンスン&ヒョナのTrouble Makerや、ケビン、キョンリ&ソジンのNasty Nastyのような。しかし、このグループたちもヘテロセクシュアルケミストリーを積極的に売り込んだとみるには難しくないか。Trouble Makerの活動を通じて“鋼鉄パンティー”のような流行語が生まれたのを見ると(笑)。

ヘムチャ:構成面で一番似ているケースを探すなら、S#arpを挙げたい。男性ラッパー2人、女性ボーカル2人の構図も同じ。音楽的にはかなり違うが、S#arpは1集の時だけでもかなりヒップホップ気質が強いながらもラッパーたちの比重が大きい歌を見せた。しかしやはり混成グループでは普通、認知度や役割面で疎外されるメンバーがいるものだが、K.A.R.Dは相対的にとてもバランスがとれていることも目に留まる。

ドルドルマリン:何より役割が均等に分配されている。とにかく最近の歌謡界ではヒップホップがトレンドになり、アイドルグループでもラッパーメンバーの比重が大きくなったことと無関係ではないと思う。いろいろとトレンドと食い違って見えるが、密かに大勢にのっとった面もあるグループだ。音楽もムーンバートンスタイルだし。

ヘムチャ:ムーンバートンとは具体的にどんな音楽なのか?

ドルドルマリン:ハウスに蒸し暑い感じを振りかけた音楽だとみればいい。レゲトンやダンスホールのようなジャマイカ音楽だ。メジャーアイドルが市場で成功させた事例だけを見ると国内では防弾少年団の“血汗涙”をはじめとしてBLACKPINKの“Boombaya”“Playing with fire”のような曲を例とできると思う。成功事例はあるが、そうはいっても普遍的ではなく、ほかならぬDSPから出てくるとは考えもできなかった。“Oh NaNa”と“Don’t Recall”2曲のプロデューサーがNASSUNを筆頭にしたZoobeater Sound という事実と無関係ではないと思う。ボーカル比べてラッパーメンバーたちの比重が小さくないのもまたNASSUNとBigtone自身がラッパーであるため、よりたやすくバランスをとれたのではないか。

ヘムチャ:そうしてみるとまだ2番目のシングルだが、以前のKARA-Sweetuneの関係のようにZoobeater Soundが専任プロデューサーに近づく。その点が結局K.A.R.Dだけのカラーを作り出しているようであり。国内よりも海外でより熱く反応がある理由もまたジャンルと無関係ではないと思う。

曲自体もとてもしっかりした印象を受ける。聴いても聴いても簡単には飽きがこない。“Oh NaNa”も“Don’t Recall”もティザーの短い演奏部分を聴いただけでも“いい!”という感じがした。“Oh NaNa”の場合、曲の構成自体は歌‐ラップ‐サビ、歌‐ラップ‐サビの反復で単純な構成だが、これがむしろ気負わず聴ける要因ではないかと思ったりする。

 

単純さの力

ドルドルマリン:歌詞も単純で、サウンドがより耳によく入ってくるようだ。ともすると、最近のK-POPのトレンドがどんどん複雑になり、緻密化していることに対するアンチテーゼとして捉えられているという見方もあるとみている。シンプルに音楽自体として入ってくるので海外のファンたちにもよりたやすく、早くアピールできる。難解で隠喩的な歌詞も海外、特に東アジア外のファンたちには必ずしもメリットとして作用する保証がないので、むしろ単純さで親しみやすさを高めたというわけだ。

ヘムチャ:海外ファンの立場では歌詞の翻訳もいっそうたやすいようだ。“Oh NaNa”ではセレナーデを、“Don’t Recall”では離別を目前にしたカップルの話を立てて、男女の話者の立場がはっきり区別されている点も混成グループだから可能な構成だ。メンバーたちの特性を手早く説明してくれる機能もしている。曲の構成は単純だが、この点がキーポイントのように作用しているともいえる。

ドルドルマリン:混成グループの歌を作詞するとき、難題の一つが視点の問題だろう。ところがK.A.R.Dの場合は曲の構成を単純化してパートを明確に区分しながら、男女の視点を全部込めるのに成功し、それが音楽のスタイルとテーマにもよく合っている。これはやはりNASSUNをはじめとした作曲陣の役割が大きいとみる。

ヘムチャ:NASSUNについて、個人的には“Come to Play”という曲にハン・スンヨン(KARA)がフィーチャリングしたのと、その後KARAの“Cupid”作曲にNASSUNが参加したこと以上はよく知らないのだが、K.A.R.Dを通じて今更ながら驚くほど音楽に感嘆している。サウンドにとても力を入れたなと思う。

ドルドルマリン:その通りだ。これからどうなるか分からないが、たゆまずNASSUN(Zoobeater Sound)がプロデュースするK.A.R.Dの姿を見たい理由もそのためだ。

 

DSPがここまで計算して企画したはずが?

ヘムチャ:企画的な面に移ってみよう。妙なことにK.A.R.Dの活動はDSP所属がために、より判断しがたくもあり、より意味深長に感じる部分が少なくない。

ドルドルマリン:「DSPがここまで計算して企画したはずがない」?(笑)

ヘムチャ:とにかくここまでのイメージが大雑把な部分があるから。そのうえK.A.R.Dは多くの面でK-POPのトレンドに逆行していて。さっきも言ったけれど、今この時点で混成ダンスグループを出すということ自体が破格的な試みだ。多人数体制でもなく、とはいってメンバーたちが自ら作詞、作曲をするセルフプロデュースアイドルでもない。音楽的部分だけを別にしてみると、全部多勢とは正反対の方向に行っている有様だ。

ドルドルマリン:そのうえ2枚目シングルが出た今までもいわゆる“音盤”やTVで歌う音楽放送活動を全くしていない。Youtubeに上がったティザーやVアプリ生放送、ラジオ出演程度が全部で、この点においても各種コミュニティでかなり言われていて。「またDSPが意味のわからないことをしているんじゃないか」と。聞くところによると3番目のシングルまではプレデビューのような概念という話もあり、音盤活動はその後からするという話もあり。その意図が気になる。

ヘムチャ:憶測ながら、自分なりの結論を導きだしてみたのが、もしかするとDSPは今、低投資高効率のスキマ戦略を展開しているのではないか?

ドルドルマリン:どんな意味か詳しく聞きたい。

 

低投資高効率のスキマ戦略?

ヘムチャ:市場を正確に知ることはできないが、アイドルグループが毎週放送のたびに音楽番組に出演しようとすれば、それに関わるスタッフと費用も侮れないのではないか。それに相当する出演料をもらうようでもないし。

ドルドルマリン:出演料はほんとうに幾らにもならないとは知っている。最近のように10人を超えるメンバーで割るとおそらく車代も出ないだろう。音楽放送は事実上広報のための手段であり、お金にならなくても、逆説的に新人グループになるほど、より必須的に放送出演に執着するしかない。

ヘムチャ:だからか。車と運転するマネージャーからメイクアップと衣装コーディネイトまで、つけなくてはならないスタッフも多い。その上放送局ごとに毎週違ったステージ衣装も着せなければならないし。ざっと推測しても相当な費用が掛かると思う。YoutubeやVアプリライブももちろん放送ではあるが、相対的にいろいろな段取りを省略してしまえる長所がある。ただ国内では出退勤時の写真を撮るいわゆる“チクドク(アイドルの写真を撮るオタク)”をはじめとしたコアなファンダムにアピールするためにも、新人アイドルには音楽放送出演が必須的なことだと思われているようだ。

ドルドルマリン:そうしてみると海外のファンたちにはより早く熱狂的にアピールしたことと無関係ではないようだ。音楽放送出演をしても海外にいる彼らにはステージ映像をいくつか多く見れること以上のメリットはない。

ヘムチャ:放送活動にかかる費用を節減して、YoutubeやVアプリライブをより積極的に活用すれば、むしろそこそこの新人グループよりはやく元がとれるのではないだろうか?日本でAKB48のようなグループが劇場公演型のオフラインアイドルとして出発したとするなら、逆に現在のK.A.R.Dはオンラインスタジオライブの中でだけ存在するアイドルに近い。もちろんオフラインライブを全くしていないわけではないが、比重の差異があるという意味だ。

ドルドルマリン:振付も音楽放送の演出より少し平面的に撮られる“ジッケム(キャムコーダーで直接とった動画)”に最適化されたスタイルだ。そういった面を総合してみると、今のようなシングルを一つづつ発表して、少しずつ認知度を積んでいくのが、音楽面にも適切だと考える。“Oh NaNa”と“Don’t Recall”が一度にアルバムで出たら、どちらかの曲が損をするだろう。

ヘムチャ:現在、DSPがKARA以降、大型グループと言うに値するグループを保有していないことも事実であり、規模でみるといわゆる「中小」事務所に分類されるのがふさわしいが、海外のファンたちにはむしろDSPというブランドこその認知度のおかげで、K.A.R.Dがより早く関心を集められたのかもしれない。とにかく地上波放送活動なしに新人グループのミュージックビデオがYoutube照会数800万を越えたというのは簡単に起こることではないだろう。

ドルドルマリン:PSYの“江南スタイル”の時とはまた違った話だ。PSYはインターネットミーム化した一つのギャグコードとして始まり広がったとするなら、これはまったく音楽とアーティストに対する関心だけで起こったことだ。もちろん「KARAとRAINBOWのDSP」という認知度がベースになったから可能なことだが、itunesメインチャートにも挙がったというのは普通のことではない。今まで海外のファンたちがK-POPを消費する方式は、国内で形成された人気をある程度ベースにしていた。またファンダムで形成された規則やメンバー間の関係性、あるいは「マンネ」のような用語など文化的なコードを受け入れる過程も必要だった。一方、K.A.R.Dの場合は自分たちが熱狂するK-POPを音楽とパフォーマンスの魅力だけで自ら選んだ、自生的海外ファンダム文化が形成されているという意味に近づいた。もちろん韓国よりも、海外でより人気があるグループもあったが、K.A.R.Dの場合、今まさにデビューして国内ファンダム基盤がまったくないに等しいため、これがさらに際立って見えると思う。

ヘムチャ:最初から現在のK-POPシーンで希少な混成グループを出して、海外、特に東アジアを脱した地域により積極的にアピールするため企画されたように見えたりもする。ところがこんな推測が「夢より夢解き(実際の現実より解釈のほうがいい)」かもしれない。本当にDSPがここまで全部見越して企画をしたのだろうか?少なくとも今まで私たちが知っているDSPはトレンドを追いかけはしても、先に提示するスタイルの事務所ではなかった。いろいろな面で非常に興味深くも、一方ではシングルごとタイトルについた“Project”という単語のために、事実上、期限付きプロジェクトグループではないかという推測や憂慮も出ている。

ドルドルマリン:知っている。“Oh NaNa”導入部では“It’s K”といい、“Don’t Recall”の前部分では“A”とささやくので、ならば次の2曲がそれぞれ“R”と“D”になり、これでK.A.R.Dとしての活動は終了するのではないかという話。Twitterである方もそうおっしゃり、そのうえYoutube公式チャンネル(!)に挙がってくるK-POPミュージックビデオ解釈専門Youtuber であるDreamTellerの映像でもそんな推測が言われている。

ヘムチャ:こんないいグループを作っておいて4曲でグループを解散させてしまうとしたら、それはいくらDSPだといっても納得するのが難しい空振りだ。私は少し違って考えた。4枚のシングルを出してK.A.R.Dが完成されたら、まとめてミニアルバムを発売したりするのが常識的な企画方向ではないか。今後にはそれなりの企画があるだろう、さすがに。

ヘムチャ:また一つ思うのは、メンバー構成の面でも少し怪しい点がある。

ドルドルマリン:怪しいとは、どんな点が?

 

依然として怪しい

ヘムチャ:まず「Hidden(隠された)」メンバーの存在だ。“Oh NaNa”ではKARA出身のホ・ヨンジが担当した。

ドルドルマリン:そうだ。最初はホ・ヨンジが正式メンバーかと思ったが、Hiddenという概念が事実上フィーチャリングで。活動のたびHiddenメンバーがいるかと思えば、今度の“Don’t Recall”では「Hidden」トラックがのちに公開されるというのだから。ファンたちの好奇心を呼び起こそうという戦略のようだが、最初は話にならないと思った。

ヘムチャ:グループ名もそうだ。メンバーたちはK.A.R.Dから一文字づつ取っていて、“K”のKingはBMであり、“A”のAceはJ.Sephのことだ。ところが“R”はJokerの“R”であり、それがカラーJokerと白黒Jokerでソミンとジウ二人に充てられている。“D”はHiddenの“D”だと。最初はイニシャルに合わせようと強引に言っているのではないかと思ったが、考えてみると「ならばJackとQueenはなぜいないのか?」と思った。おかしくないか?普通54枚のトランプカード中、札4枚を選ぶなら、King、Queen、Jack、Aceを最初に思い浮かべるのが普通ではないか。もしのちにメンバー追加の可能性を念頭においたのではないかとまで考えた。

ドルドルマリン:まさかそこまで。万一それが事実なら本当に鳥肌が立つ企画だ。

ヘムチャ:もしSMエンタテインメントや他の事務所所属だったら、こんな推測がどれほどかはできるように、餌ももっと多く明瞭なはずだが、とにかくDSPだからいろいろな面でよくわからない企画だ。

ドルドルマリン:確かに。女性メンバー二人だけJokerだという点もそのように考えると怪しくもある。Jokerというカードはどんなカードとペアにしても札にならない。もしやユニット活動などを念頭においているのではないか。でも一旦グループがうまくいってからユニットも作ろう!

ヘムチャ:とにかくNCTのように組み合わせや分割が自由なグループを念頭に置いているかもしれないとまで考えた。1世代の頃からDSPがなにしろ後発ランナーとしてよく追いかける事務所でもあったし…。

とにかく以前までのDSPとは何か違ってみえるグループだ。もしや私たちの知らない間に、事務所内に新しい企画チームを組んだのではないかと思うほどだ。時流に逆行しているK.A.R.Dが市場で成功を収めたら、既存のアイドル市場の流れ自体をひっくり返すほどではないにしても、これから新人グループ企画にあって選択肢が少し広がる一種の代案になるのではないか?

ドルドルマリン:特に海外で愛されるK-POPグループを作る、また一つの模範解答になるかもしれないと思う。セルフプロデュースをしなくても、プロデューサーが曲を作り、振付師が振付を作り、ミュージックビデオ監督がかっこいい映像を作り、メンバーたちがステージでそれを魅力的に消化する分業型グループも十分にヒットできるというヒント。ある面では日本のテクノアイドルグループPerfumeのような形態だ。そんな側面でもK.A.R.Dの成功が期待される。

ヘムチャ:最後にDSPとK.A.R.Dの活動について加えておきたいことがあれば?

ドルドルマリン:NASSUNをはじめとした現在の作曲陣で持続的にプロデュースを成し遂げられればと思う。突然違うコンセプトやジャンルで方向を誤ってしまったら、今のグループが持っている魅力を失ってしまうと思う。ヘムチャさんは?

ヘムチャ:これからどんなプロジェクトを企画していくのかは結局分からないが、現在のK.A.R.Dを長期的に運営し、きちんと成功させてくれればと思う。この興味深いグループを最大限長く見守りたい。舵をとるDSPよ、今色づきつつある。

 

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かなり熱の入った対談というか、前のめり感があって笑、超訳的に訳したいとも思ったのですが、普通に訳しました。雰囲気伝わるといいのですが…。

個人的には「K-POPの最近の複雑化、緻密化」に対するアンチテーゼ、というところにやけに納得感がありました。ちょっと懐かしい感じのする曲は確かにあんまり深く考えず聴ける感じがあり…。

DSPだから、ということで余計な憶測を呼んでいる感じもおもしろかったです。対談でも言っていましたが、これがSMあたりだったら、全く違って受け止められたと思います。ちなみに原文のIdologyサイトのコメント欄には「イ・ホヨン時代より、現在の企画チームはきちんと採用した若い人たちなのではるかに頭をつかっているのでは」というのもありました。さて、来年の今頃はどうなっているでしょうか…。

 

 

 

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